■権威との接触
世に隠れし権威との接触に成功した。
何の権威かと言うと、「オレ様」の権威だ。
おかげでオレ様に関する理解が格段に深まった。
僕はこれまでオレ様について
いったい何を知っていたというのか(いいえ何も知らなかった[反語])
という気持ちだ。
オレ様は女子になんだかんだでとても人気だ。
オレ様好きを公言する女子は多い。
なぜ、オレ様なのか。
なぜ、世の女子はオレ様になびくのか。
とても疑問だったが、あまり深く考えたことはなかった。
しかし世の中にはいろいろな専門領域というのがあって
オレ様についてもそれは例外ではなかった。
。。。くどいな。
前フリはやめて、さっさとしゃべります。
僕は権威にまず、素人の蛮勇をもって
「オレ様とは何なのですか」と
尋ねたのだった。すると
「オレ様」の話は、深いよ?
と権威はニヤリ。
ビールと飲みつつ、スルメかじりつつ
夜は更けていくのであった。。
■オレ様3要素
権威が酔って身の上話を交えて来たため
なかなか難解な講義となったが、
ひとまず、オレ様にはその言動面でオレ様3要素
という特徴があるらしい。
(1)わがままである(えらそうともいう)
(2)お姫様扱いする
(3)「オレが守ってやる」発言
こう3要素に分類することによって
いろいろなことがわかる。
まず、オレ様は(1)わがままだ。
当たり前というツッコミが聴こえる。
そう、オレ様といえば、わがまま、自分勝手、えらそう。
しかしだ。
どうやらこの要素については女子もあまり好きというわけではないようだ。
よほどのドMをのぞいて。
オレ様の代名詞と言われる性質は実は
女子にとっても特に魅力的な訳ではないらしい。
ここで、(2)お姫様扱いが出てくる。
オレ様といると、女子は自分がか弱い女子になったような気分になるという。
これは「僕は君と対等な関係でつきあいたいんだ」なんてのたまっている
お坊ちゃんでは味わえないらしい(滲みるなあ)。
自分がか弱い女子になって
ちょっとしたお姫様扱いをされる。
その時、権威曰く「何か快感物質が女子の脳みそからどばっと出ていると思う」
ここで最後、(3)「オレが守ってやる」発言。
たいていのオレ様はこの発言をするらしい。
か弱い気分の女子としては、これがとても頼れる感じに写るとのこと。
つまり、女子にとってオレ様がいいのは
自分が「女の子」になれるからのようだ。
実はこの女の子気分、オレ様に実に周到に引き出されている。
■オレ様メソッド
この3要素を見た時、あなたが非オレ様な男子なら
「じゃあ、わがままにふるまわないで
お姫様扱いして
『オレが守ってやる』発言すればいいではないか」
と思わなかったろうか?
えー。
思ったことにして、話を進めると、
いやいやそうはうまくはいかないんだなこれが。
女子にか弱い女子である気分にさせるには、
オレ様のやり方の場合
(1)わがままが必要不可欠なのである。。。!(盛り上がってきました自分的に)
このオレ様のやり方を仮に「オレ様メソッド」と呼ぼう。
オレ様メソッドを理解するにもオレ様3要素で考えると
わかりやすい。
オレ様3要素の並びは(1)から(3)に実は時系列になっている。
つまり
女子はオレ様に
(1)邪見に扱われることによって
(2)自分をか弱い女の子と認識し
(3)オレ様が頼りがいがあるように見てしまう。
ということなのだそうだ。
これがオレ様メソッドだ。
権威はもっと踏み込んでこうおっしゃった
「恐怖を感じさせるくらいのオレ様っぷりでも
いや、むしろそのほうが女子は
自分のか弱さを認識するので
怖いだけでもう女子は女の子になれる、
つまり女の子快感物質が分泌されることが十分にあり得る」
まあ、オレ様のオレ様っぷりは
それはそれでいろいろあるようで
中途半端だったり、へたくそだと
ただの勘違いしている人になってしまうようだ。
逆に高度なオレ様は、
一見普通の会話でもそれだけで
女子に十分オレ様っぽさを感じさせ
その結果女子は女の子気分になれる
のだそうだ。
こわい、こわいよ、オレ様!
そのようにして
日々女子はオレ様にときめいていくのだ。
オレ様の権威としては
これは一種の詐欺みたいなものだと、言う。
オレ様がひどい扱いをすることで
女子は自分をか弱く感じ
そこですかさずお姫様扱い及び「オレが守ってやるよ」発言。
うーん。確かに。そう言われてみれば。。。
さらに権威はくだをま、、いや、おっしゃる。
オレ様の「オレが守ってやる」発言のその意味も問題だ。
オレ様にとって守ってやるというのは
何か戦争が起こったり地震が起こったり
とエマージェンシーな出来事があったときのことを言うのだそうだ。
そんな有事の時は「お前を守ってやるよ」なのだそうだ。
有事の時以外はわがまま放題なのだそうだ。
権威は叫ぶ「そんな日は来ねえっつーの」
最後に、権威は言った
「男はみんな多かれ少なかれオレ様だ。。。」と
冷えた煮込みを残して
浅草の夜は更けていくのだった。。。
※この話はフィクションです。登場する人物は実在しません。多分。